東塗協・日塗装東京支部 東京消防庁講演会を開催
東京都塗装工業協同組合/日本塗装工業会東京支部
「塗料の事故防止」テーマに
東京都塗装工業協同組合(鈴木芳昭理事長)と日本塗装工業会東京支部(山崎久康支部長)は2月16日、東京都渋谷区の塗装会館で令和4 年度「東京消防庁講演会」をユーチューブによるライブ配信形式で開催した。東京消防庁予防部危険物課課長補佐兼石油コンビナート担当係長・石川宏美氏が「塗料の法規制と事故防止」と題して講演した。
東京消防庁管内で起きる危険物に関する事故は年間120件前後で、近年火災と流出事故が増えている。令和4年度は118件の事故のうち38件が火災だった。事故の原因は1つではなく、様々な要因が重なって起きている。
火災事故の事例として昨年11月、高所作業車でさび止めの塗装作業をしていたところ、上階の隙間から溶接作業の火花が落下し、塗料缶に引火して作業員が火傷を負ったものがある。建設現場では複数の作業が並行して行われるため、危険物を使用する場合は周囲の状況を確認しなければならない。建設現場での主な出火原因として、▽溶接や溶断作業による火花の飛散▽タバコの不始末▽夜間施錠されていない工事現場への放火―などがある。
日本塗装時報第2077号掲載記事
この記事は「日本塗装時報」2077号(2023年3月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内)