水谷ペイント コロナ対策塗料など2製品を開発

水谷ペイント コロナ対策塗料など2製品を開発

水谷ペイント

 水谷ペイント(大阪市淀川区、水谷成彦社長)はこのほどオンラインによる「WEB新製品発表会」を開き、新しいタイプの光触媒抗ウイルス塗料「ACコート」、および1液1回塗りで優れた仕上げが可能な屋根用NAD樹脂塗料「NADポリマSi」の製品概要を説明した。「NADポリマSi」は7月1日から発売。「ACコート」は同日からモニター塗装の受付を開始する。

安全な光触媒を採用「ACコート」
7月からモニター塗装募集

ACパウダーは従来の光触媒に比べ粒子の飛散が少ない

 製品は内壁・天井用の「ACコートW」、床用の「ACコートF(フロア)」の2種類。適応下地はWがモルタル、コンクリート、ビニルクロス、木部、石膏ボード、F がモルタル、コンクリート、各種旧塗膜、長尺シート。下塗りはWが「ナノコンポジットシーラーⅡ」、Fは「水系ボウジンテックスシーラー」が適している。荷姿はともに15㎏。

粒子サイズの比較、一般の微粒子酸化チタン(右)に比べACパウダー(左)は100倍以上

1液1回塗りを実現「NADポリマSi」

1回塗りでも優れた仕上がり外観が得られる

 「NADポリマSi」は、従来のNAD樹脂塗料と比べて密度が濃く、固形分が高いハイ・インパクトNAD樹脂を用いた屋根用塗料。原料として高性能モノマーを採用することで、NAD型樹脂の弱点である耐水性を高め、屋根用としての性能を確保した。また、耐候性に優れたシェルが高密度に配列されることで、1回塗りでも十分な厚みが形成できる。7月1日から発売開始。価格は近く発表する予定。

 適用基材は窯業系屋根材(住宅屋根用化粧スレート、波形スレート、プレスセメントがわら、ノンアスベスト波形スレート、乾式洋瓦 ※いぶし瓦には使用不可)、金属系屋根材(塗装溶融亜鉛メッキ鋼板、カラーガルバリウム鋼板、カラーアルミニウム板、表面未加工のガルバリウム鋼板・アルミニウム板)。カラーは赤さび、スカイブルー、緑、カカオブラウン、グレー、黒など17色。荷姿は15㎏。

・水谷社長のあいさつ「100周年に向け大型新製品を開発」
水谷成彦社長

日本塗装時報第2052号掲載記事

この記事は「日本塗装時報」2052号(6月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内

水谷ペイント 公式ウェブサイト (※別ウィンドウで開きます)

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