大塗装 鋼橋塗装技能検定に向けた事前講習会開催
大阪府塗装工業協同組合
1・2級合わせて20人が参加
大阪府塗装工業協同組合(川原貞儀理事長)は2月5、6の2日間、建団連会館で、鋼橋塗装技能検定に向けた学科試験の事前講習会を開催した。参加者は1、2級の受検予定者を合わせて20人。
講習会の開会にあたり川原理事長は「本年度、大阪では1、2級合計で32人が学科試験を受検される。昨年度の大阪府の学科試験の合格率は80・4%で本講習を受講した人の合格率は90%を超えた。一方、受講しなかった人は60%未満で、本講習の意義は大きいと考えている。最近の学科試験は出題範囲が広く、塗装以外の問題が出たり、色彩に関する問題の割合が増加している。日頃なじみのない内容でも説明を十分聞いて試験本番に臨み、全員合格を期待している」とあいさつした。
オリエンテーリングのあと講習に移り、1日目は▽鋼橋の構造と部材名称、素材と特徴、塗料(講師・安田健司氏、福田康仁氏、小城孝次氏)▽塗装、塗装管理、新設・塗り替え塗装系(安田氏、大内晋一氏)▽鋼橋と色彩(渡辺安人氏)、2日目は▽塗料および塗膜の欠陥と対策、素地調整、塗料・塗膜の試験方法、安全・衛生、足場・防護(安田氏、澤田浩一氏、小掠喜之氏)を説明。最後に模擬テストを行い、川端誠之副理事長の閉講あいさつで終了した。
日本塗装時報第2034号掲載記事