現場でプリントできる膜厚計 「CTR―2000V」を発売
サンコウ電子研究所
CTRシリーズの最新機種 使いやすさが向上
サンコウ電子研究所は、プリンタ内蔵型の多機能電磁式デジタル膜厚計、CTRシリーズの最新機種として、使いやすさ安定性をさらに向上した「CTR―2000V」を発売した。
日本語キーで簡単に操作でき、18字×5行のバックライト付き大型LCD画面を採用し、より見やすくなった。メモリ機能により、測定・記録作業は1人で可能。メモリ容量は2万点と大きく、1日に数千点もの多点測定を行う橋梁などの膜厚検査でも、メモリ残量を気にせずどんどん測定できる。
メモリデータは内蔵プリンタで出力可能
メモリした大量のデータは、本体で統計計算処理し、内蔵プリンタに出力できる。測定値のリスト出力だけでなく、統計計算結果(測定値の合計点数、平均値、最大・最小値、標準偏差)も出力が可能。ペンとメモなしに測定値の記録ができ、省力化、コストダウンに役立つ。
プローブは、SWTシリーズで採用されている特殊磁極を使用。耐磨耗性が向上し、さらに安定した測定が可能になった。測定データは内蔵のRS―232Cインターフェースにより、パソコンに送信できる。鉄素地の材質・形状・厚みなどによって変化する検量線(素地特性カー)は10種類まで登録が可能。ワンタッチで呼び出せるため、測定のたびに調整する必要がない。
橋梁・鋼構造物の膜厚検査に最適
測定範囲は、ゼロから2000μmで、特に橋梁など長大鉄鋼構造物の防食塗装の測定に効果的。このほか、船舶・鋼管・自動車など鉄鋼構造物の塗装、ライニング、メッキなど非磁気性金属皮膜の膜厚の非破壊測定に幅広く使える。
問い合わせ先は、同社東京営業所(03・3254・5031)ほか各営業所。( サンコウ電子研究所Webサイト→ CTR-2000V紹介ページ)
日本塗装時報第2034号掲載記事