日塗装全国支部長会 加藤会長「活動を外にアピール」

 日本塗装工業会(加藤憲利会長)は12月10日、東京・ホテルニューオータニで第110回全国支部長会を開いた=写真。

 冒頭、加藤会長は「先日、四国ブロックが地方整備局との意見交換を終えられた。これで我々が直接監督官庁にお願いをしたり現状を訴える機会がまた増えた。大きい山はなかなか動かないが、皆さんの力を借りながら、少しずつでも動くように団結して進んでいきたい」「9月の競技大会はYouTubeで配信しており、そうした新しいメディアも使いながら、どんどんPRをしていきたい。ぜひ各支部の皆様も、報道媒体やSNSを通じて日塗装の活動をアピールしてほしい」と述べた。

 続いて▽次期役員・委員会委員改選▽令和8年度基本方針、重点施策案▽ペインテナンスキャンペーン2025年度顧客プレゼントの支部割当・2026年度企画書▽ロールンちゃんLINEスタンプ第2弾公開▽第9回リフォームアワード▽第30回全国建築塗装技能競技大会開催ブロック(東京・神奈川ブロックで開催)▽技能実習生採用面接の案内▽「塗装工事における労務費の基準案」の進ちょく状況―などを報告した。

 このあと、「雇用管理改善研修」を行い、日本生産性本部コンサルタントの深田絵里氏が講師となり「ダイバーシティ経営の基礎」について講演した。

 引き続き会長表彰を行い、永年勤続33人、技術・技能研鑽表彰27人の各代表者に加藤会長から表彰状を手渡した。

 日本塗装工業会の第67回定時総会および第50回全国大会は2026年5月21・22の両日、千葉県浦安市のグランドニッコー東京ベイ舞浜で開催される。

 また、第68回定時総会・第51回全国大会は2027年5月27・28の両日、福井県福井市のフェニックスプラザで開かれることが決まった。

 戸建て住宅リフォームを促進するため、25年4月16日から11月16日までの7か月間実施した、第26回ペインテナンスキャンペーンの実績数合計は、3781件(前年度3958件)となった。最多は福島県支部の494件。また、1会員当たりの件数では高知県支部(21・5件)が一位になった。

 日本塗装工業会は25年12月1日から26年2月28日まで、第9回リフォームアワードを募集する。

 「お客様満足部門」ではリフォーム工事によって生活の質や利便性、住み心地が良くなったなど、お客様に高い満足度を与えた工事。「優秀技術部門」では、難易度の高い工事、特殊な工法、先進的な塗料・建材の使用、デザイン秀でた工事など、技術的に優れ、模範となるような工事を表彰する。  応募は同会会員で瑕疵保険事業者登録が必要。23年1月から25年12月までに工事が完了した戸建て、大規模修繕、非居住の3種類で、元請のリフォーム工事全般が対象となる。各部門最優秀賞1件、優秀賞3件程度を選び、総会で表彰するとともに、印刷物やホームページで利用できる受賞ロゴの使用権を授与する。

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