日塗商南関東ブロック「震災対策」テーマに研修会
日本塗料商業組合南関東ブロック
南関東で発生が危惧される地震への対策
日本塗料商業組合(海老名孝理事長)の南関東ブロック(小岩栄一ブロック長)は11月27日、東京都渋谷区の東京塗料会館でブロック研修会を開催。東京消防庁防災部震災対策課長の水村一明氏が「南関東で発生が危惧される地震と震災対策~室内安全対策を中心として~」と題して講演した。
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冒頭、小岩ブロック長は「今年は台風による被害が立て続けに起こった。昔から『天災は忘れた頃にやって来る』と言われているが、ここのところ凄まじい勢いで来ている。本日の講演が皆さんにとって有意義なものになることを願っている」とあいさつ。
続いて、東京消防庁消防総監の安藤俊雄氏が、東京塗料商業協同組合要となる。 地震による家具類の転倒・落下移動を防ぐには、家具類のレイアウトの工夫や移動しやすいキャスター付家具への対策が有効。オフィスでは、廊下・ミーティングスペースに物を置かず、安全スペースとして確保し、散乱しやすい事務用品などは実務スペースから離して集中収納すると良い。
豪雨・台風への対策としては、ハザードマップを参照すること、危険な箇所がないか日々点検を行うことを推奨した。
平成30年7月豪雨および台風21号では、797の危険物施設で風水害による被害が発生し、屋内貯蔵所90件で事故があった。中でも屋根・避雷針・シャッター・排気設備などで強風による被害が目立った。一方、今年の台風15号・19号では、鉄製ステップが配管に接触し、塩酸が漏洩した事例や、倉庫内の製品缶から潤滑油が漏洩した事例があった。 [/ignore]
日本塗装時報第2031号掲載記事