
東京都など主催による「ものづくり・匠の技の祭典2025」が7月25日から27日までの3日間、東京都立産業貿易センター浜松町館で開かれた。
衣・食・住・工各分野で日本のものづくりを支える団体や企業が匠の技を披露し、来場者が楽しく見学・体験できるもので、今年で10回目。塗装業界関係からは、東京木工塗装技能士会、東京都塗膜防水技能士会が参加した。
初日の開会式では、松本明子副知事、会津健東京都中小企業団体中央会・東京都職業能力開発協会会長(会津塗装店会長、前東京都塗装工業協同組合理事長)らが出席し、盛大にオープニングイベントを開催した。
主催者を代表して松本副知事は「10回目を迎えるこの祭典では、日本の文化・生活を支えてきた衣・食・住・工の伝統的な技と、最先端の技術を目の当たりにすることができる。匠の実演・披露については、ものづくりの素晴らしさやすごさを余すところなく伝えてくれると思う。私たちは今、自然災害・エネルギー危機・緊迫する国際情勢など、さまざまな厳しい課題に直面している。それを乗り越える上でも、ものづくりの技は大きな力になる。みんなの知恵やアイデアを具体的な形にする、そして魂を込める、それがものづくりの原点であり、楽しさでもある。今回のイベントでは100種類以上の多彩な体験プログラムを用意しており、五感の全てを使って伝統的な技量を楽しむことができる。夏休み中のお子さんたちにも、ぜひものづくりの面白さを体験していただきたい。そして素晴らしい技を未来へつないでいきましょう」とあいさつした。
続いて、今回のイベントのサポーターで、タレントとして活躍するゆうちゃみさんを紹介。登壇者全員で記念撮影を行った。
会場は衣・食・住・工の各エリアのほか、伝統工芸、全国エリア、職業訓練エリアにブースを設置。ステージでは連日、さまざまな技のパフォーマンスが行われた。
木工塗装コーナーでは、親子連れがだるまやコースター、堆朱(ついしゅ)箸の絵付けなどを体験。塗膜防水コーナーでは、ウレタン防水材を使ったオリジナル携帯ストラップ作りを楽しんだ。

