昭和会、設立55周年記念式典開く

小柳会長

 昭和会(東京、小柳心弥会長)は11月7日、明治記念館で設立55周年記念式典を開催した。

 開会にあたり、小柳会長があいさつ(別項)。来賓の加藤憲利日本塗装工業会会長、槌谷幹義日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会会長、鈴木芳昭東京都塗装工業協同組合理事長が祝辞を述べたあと、出席した各地の団体、OBを紹介した。

 記念講演では、北京オリンピック女子バドミントン日本代表の小椋久美子氏が「失敗も価値あるものに」と題して自らの経験談を語った。

 最後に伊原健太郎式典部門長の閉会の辞で終了した。

「和」を大切に 小柳会長のあいさつ

 この昭和会は6名の発起人により1970年2月に発足した。初代会長を中村八十吉様が務められ、私で17代目の会長となり、長い道のりを歩んできた。

 発足当時から研修会やレクリエーションは開催され、今でも基本的スタイルは変えることなく継続し、先輩方の精神が脈々と受け継がれている。近年の昭和会は、少しずつではあるが、会員も増え、新しい雰囲気も感じている。中心になる分科会をはじめ、各事業で自己研さんと相互親睦を深めている。

 分科会ですが、今年は「事業承継」、その前は「コミュニケーション」、その前は「ブランディング」について研さんしてきた。どの分科会でも感じたのは、「人」というワードがとても大事になるということでである。経営者、客先、社員、家族など、「人」というものが最終的には大切だと感じることが多々あった。

 また、全国各地の周年事業に招待いただき、私も数年にわたり参加してきた。各地の活動を知ることができ刺激を受けた。こうしたつながりを大切にしたいと思っている。

 各事業にOBの先輩方が参加してくださることがあり、たまには厳しいご意見をいただくが、それも会のことを思ってのアドバイスを捉え、ありがたく受け取っている。そのような先輩と後輩のつながりもこの昭和会ならではと感じている。

 これまでを振り返ると、歴史的なつながり、先輩方とのつながり、そして全国の皆さんとのつながりをとても強く感じる。聖徳太子の言葉に「和をもって尊しとなす」というものがある。これも人のつながりを大切にするといった意味である。この「和」という字は昭和会の「和」と同じで、これからも輪を、つながりを大切にし、100周年を超えても、ますますこの会が反映することを願っている。

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