
大阪府塗装工業協同組合(小掠武志理事長)、日本塗装工業会大阪府支部(三木良介支部長)、大阪府塗装技能士会(田中宏和会長)の3団体は10月27日、マイドームおおさかで、「職場における熱中症対策」をテーマに合同安全大会を開催した=写真。
開会にあたり小掠理事長は「このほど組合では熱中症による健康被害に関するアンケートを実施した。まだ集計途中だが、組合員企業からも今年38人を超える熱中症患者が発生している。厚生労働省でも今年6月、労働安全衛生規則を改正して、熱中症の重篤化を防止するための体制整備を義務づけた。建設業界に限らず、一般家庭でも熱中症は起こっており、今は日本社会全体的な問題として考えていく必要がある」と述べた。
講演では、建設業労働災害防止協会の東浩之氏が講師となり、労働災害発生状況や熱中症予防対策などを説明した。現場作業の管理上のポイントとしては▽作業時間の短縮▽暑熱順化への対策(14日以上かけて慣らす)▽水分および塩分の摂取▽服装等の対策▽プレクーリング―などを挙げた。
第2部では「AEDの正しい使い方講習会」を開催。AEDを製造するフクダ電子の担当者が講師となり、実際にAEDを作動させて使用方法を学んだ。





















