技能実習実施者の労基法違反 建設は割増賃金不払いが最多
厚生労働省
厚生労働省は8 月1日、外国人技能実習生の実習実施者に対する令和4年の監督指導、送検等の状況を公表した。それによると、監督指導を実施した9829事業場(実習実施者)のうち7247事業場(73・7%)で労働基準関係法令違反が認められた。重大・悪質な違反により送検したのは21件だった。監督指導実施事業場数、違反事業場数とも過去5年間で最多、違反率も最も高かった。
主な違反事項は▽使用する機械等の安全基準(23・7%)▽割増賃金の支払(16・9%)▽健康診断結果についての医師等からの意見聴取(16・1%)の順に多かった。技能実習生から労働基準監督署に対して是正申告があったのは1 4 5件で、申告内容は▽ 賃金・割増賃金の不払(124件)▽解雇手続の不備(22件)▽支払われる賃金額が最低賃金額未満(10件)など。
日本塗装時報第2083号掲載記事
この記事は「日本塗装時報」2083号(2023年8月18日発刊)の掲載記事から一部抜粋したものです。全文は「日本塗装時報」に掲載しています。(年間購読の申し込みは→年間購読のご案内)