マスチック連合会 第36回通常総会

マスチック連合会 2保証事業は前年度上回る

全国マスチック事業協同組合連合会

全国マスチック事業協同組合連合会(鈴木浩之会長)の第36回通常総会
鈴木会長

鈴木会長「塗装各団体の結束を」

 全国マスチック事業協同組合連合会(鈴木浩之会長)の第36回通常総会は10月25日、東京・明治記念館で開かれた。主要事業である長期性能保証の昨年度実績は、212件・26億4千万円(前年実績234件・23億8千万円)、工事完成保証事業は43件・27億4千万円(同43件・23億4千万円)となり、ともに保証金額が前年度を上回った。一方、平成17年度から順次投入している新PB商品は、採用実績を順調に伸ばしている。

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 冒頭、鈴木会長は「30年度の決算はおかげさまでまずまずの内容となった。会員の減少だけでなく、国が主導で行っているキャリアアップシステム、外国人技能者の雇用、働き方改革など、われわれを取り巻く環境は問題が山積している。このような中、マスチックではこれらの諸問題に対して今回初めて、日本塗装工業会、日本橋梁・鋼構造物塗装技術協会、日本外壁仕上業協同組合連合会、マンション計画修繕施工協会といった塗装に関わる団体とともに役所との話し合いに参加した。5団体でまとまって話し合うことで役所側からの期待も寄せられ、良い試みだったと感じている。今後も塗装各団体が一丸となってさまざまな問題に取り組んでいきたい」とあいさつ。

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 議事では、平成30年度事業報告・決算、令和元年度事業計画・予算案などを審議し、可決承認した。長期性能保証事業の保証申込工事金額は、期首目標の35億円には到達しなかったものの26億4千万円となった。協組別の内訳は、北海道8697万円、東北5814万円、関東4億440万円、中部1億7029万円、近畿16億4641万円、中国・四国8301万円、九州1億8760万円。工事完成保証事業は、期首目標が33億8千万円だったのに対し、27億4千万円にとどまった。協組別では、北海道0、東北0、関東2億9610万円、中部1億3021万円、近畿23億1532万円、中国・四国0、九州0。保証事故は両保証とも発生していない。

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 PB商品の売上実績は「マスチックNANO」が193万円、「マスチックストーン」が36万円、「ECOフィラー・クール」が17万円。このうち「マスチックNANO」は、環境に配慮した艶消し水性外装材として、関東・中部協組を中心に戸建て改修工事で採用実績を伸ばしている。

 また今回、長期性能保証書に記している「保証する性能」の内容を改訂。「マスチックREP工事」、「マスチックSi工事」など6項目を削除し、代わりに「フッ素樹脂塗料工事」、「シリコン樹脂工事」など4項目を追加した。さらに塗装工事に関する保証内容として「著しい変退色なし」を追加している。

 総会終了後の懇親会では鈴木会長のあいさつに続き、平口洋衆議院議員、島田浩和国土交通省土地建設産業局建設市場整備課課長補佐、北原正日塗装会長が来賓あいさつを述べ、清水康二副会長の発声で乾杯した。

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日本塗装時報第2030号掲載記事

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