【Web限定】橋梁銘板・塗装記録表コレクション(6)大利根橋

最終更新日:2020年7月3日

(6)国道6号を支える巨大橋「大利根橋」

【Web限定】橋梁銘板・塗装記録表コレクション大利根大橋

 今回は千葉県我孫子市と茨城県取手市を結ぶ「大利根橋」の塗装記録表を紹介します。

 前回の予告では「舞浜大橋」を紹介する予定でしたが、追加取材が必要になりましたので、「舞浜大橋」は後日掲載いたします。

Googleマップ「大利根橋」

 利根川を挟んで千葉県と茨城県を結ぶ橋は合計13本あります。このうち国道が通る橋は、国道6号の「大利根橋」(☆今回ご紹介する橋です)、国道51号の「水郷大橋」、国道408号の「長豊橋」、国道124号の「銚子大橋」の3本です。

 「水郷大橋」「銚子大橋」は茨城県の鹿島寄り、「長豊橋」は千葉県の成田寄りにありますので、東京方面に向かう場合は、「大利根橋」または有料のバイパスとして作られた県道47号「新大利根橋」(現在は無料で通行可)、常磐自動車道の「利根川橋」(☆次回ご紹介します)のいずれかを利用することになります。越境する車の多くが「大利根橋」または「新大利根橋」に集中するため、橋に向かう道路は非常に混みます。

利根川周辺はお米の産地!

▶参考資料
駒井ハルテック「駒井技報(旧駒井鉄工株式会社)」Vol.7 1988
(※別ウィンドウで開きます)「記 利根川の橋 ―利根川橋から銚子橋まで―
(※PDFがダウンロードされます)


東京への道「国道6号」

 「利根川橋」を通る国道6号。歴史の好きな方には「水戸街道」と言った方が分かりやすいかも知れません。江戸時代に徳川御三家の水戸藩が江戸に向かう際に使われた道で、「大利根橋」周辺にある取手や我孫子などは、古くは宿場町として栄えました。

▶参考資料
 常陸河川国道事務所「国道6号
(※別ウィンドウで開きます)

お隣りは常磐線の鉄道橋

 現在の「大利根橋」(1974年完成)は、実は2代目。交通量の増加に伴い建て替えたものです。初代「大利根橋」は戦前の1930年に作られています。

 「取手市史 近現代史資料編Ⅱ」の記述によると当時、それまで渡船しかなかったところに橋ができたということで大勢集まり、花火が打ち上げられるわ、芸妓さんが練り歩くわ、「上町の電気応用ダンス」や「片町の裸ダンスレビュー」(一体どんなダンスなんでしょうか…)が登場するわで、どんちゃん騒ぎになったとか。

 また戦時中には、茨城県の霞ケ浦海軍航空隊御用達の軍用道路として使われたようです。

▶ 参考資料
取手市史編さん委員会,「取手市史 近現代史資料編Ⅱ」,1990,pp825-817

▶参考資料
 我孫子市広報我孫子」平成24(2012)年8月1日 №1314
(※PDFがダウンロードされます)

 一方、2代目の「大利根橋」が完成した時は、白バイ・パトカーの先導で渡り初めが行われるなど、【品行方正な】 開通式が行われたようです。

▶参考資料
目で見る取手・龍ヶ崎・牛久の100年」,郷土出版社,1998,p135

▶ 参考資料
日本橋梁建設協会「虹橋 21号」(P15~)橋めぐりいにしひがし「茨城県の巻」
(※PDFがダウンロードされます)

【Web限定】橋梁銘板・塗装記録表コレクション(6)国道6号を支える巨大橋「大利根橋」
大利根橋の下部

 現在の大利根橋の概要は次の通り。

 形式:2径間連続箱桁2連・3径間連続箱桁4連、主径間:80m、橋長:1120m、総鋼重:3999t、鋼重:845t、床版形式:RC床版、発注者:関東地建、施工会社:IHI・横河橋梁製作所

※関東地建(関東地方建設局)=現在の関東地方整備局、横河橋梁製作所=現在の横河ブリッジ

▶ 参考資料
 日本橋梁建設協会「橋梁年鑑データベース
(※別ウィンドウで開きます)
※検索結果では「第2次新大利根橋」の名称になっています

次のページでは「大利根橋」の銘板を紹介!

 

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